≪感想≫
<全体的な感想>
ゲームはサウンドノベル形式(背景やキャラの上に
直接文章を表示する形式)で作られていた。
一般のADVG形式(メッセージフレームの上に文章を
表示する形式)よりも臨場感は劣るが、キャラの微妙な
様子の変化や、主人公の内面の描写がうまく
行われていた。サウンドノベル形式の利点を
十分活かした作品だった。
マップを選択して、どのキャラと話すかを
決められることで、自由度とゲーム性が
高まり、良かった。このシステムのおかげで
ゲーム全体の難易度もかなり下がったと思う。
攻略可能な人物が、他のADVGと比べて
かなり多いような気がした。
以下、個人的な評価を★の数で表しています。
(★★★★★が最高評価、☆☆☆☆☆が最低評価)
<柚原このみ ルート>
評価 ★★★★★
主人公が甲斐性なしだったが、最後は
すっきりとしたハッピーエンドだった。
変に事件や訳あり設定を導入していないのが
かえって自然で良かったと思う。
<ルーシー・マリア・ミソラ ルート>
評価 ★★★☆☆
最後までよくわからないヒロインだった。
結局、彼女は何者?
ルーシーの旅立ちの前の主人公の
葛藤描写がよくできていたように思う。
<姫百合姉妹 ルート>
評価 ★★★★★
名字を見た瞬間、もしや、と思ったが、
まさか本当に百合ネタで攻めてくるとは・・・
主人公がヒロイン達の絆を守ろうと
懸命になっている所が良かった。
<草壁優季 ルート>
評価 ★★☆☆☆
説明書に載っていないヒロインだったから、
てっきり攻略不可能だと思った。
どうやら隠しキャラらしい。
(8/7追記 公式ページには載っていた)
ストーリーが、ほかのヒロインに比べて、
少し荒削りな気がする。
<向坂環 ルート>
評価 ★★★★★
最初から主人公にデレデレしていた。
強引だけど憎めない、そんなヒロイン。
百合っ子3人組みが、物語のなかで良い
アクセントになっていた。
<久寿川ささら ルート>
評価 ★★★★★
主人公もヒロインも極端に奥手なので
なかなか進展がなかったのが少しもどかしかった。
優しさと自己犠牲とは別物だな、と思わせる話だった。
<十波由真 ルート>
評価 ★★★★☆
いつの間にか主人公と仲良くなっていた。
前半の活発さと後半のおとなしさの
ギャップに少しびっくりした。
クレーンゲームのときの描写が
微妙にHだと思った。
<小牧愛佳 ルート>
評価 ★★★★★
おとなしそうな印象でも、自分の意思を
通していたりして、意外と積極的だった。
由真が攻略の鍵になっていたのは
盲点だった。
<笹森花梨 ルート>
評価 ★★★★☆
最初の腹黒な印象とは別に、
優しい一面も持ち合わせていた。
ささらと同じく、第一印象で
損をしているタイプだと思う。